鑑識のようす=17日、釜山(聯合ニュース)
鑑識のようす=17日、釜山(聯合ニュース)
【ソウル17日聯合ニュース】釜山で発生した室内射撃場火災を捜査している釜山中部警察署は17日の会見で、日本人観光客7人を含む10人の遺体を解剖した結果、いずれも「火災死」と判明したと伝えた。射撃場のオーナーと管理人には出国禁止措置を取ったという。
 「火災死」との表現を使う理由を問われると、「敢えて説明するなら窒息による要因が優先的で、火に焼かれて亡くなったというのは副次的だとみれば良い」と説明した。通常「火災死」とは、焼死と窒息死の時間的な前後関係が不透明な場合に使用すると説明している。
 こうした警察の見解は、爆発事故で火災が発生した可能性が高いとみていることを示すものだ。
 警察は、今後は放火と失火の可能性についても詳しく捜査を進めるとしたほか、死亡者全員のDNA検査は終えたが、歯牙構造の照らし合わせまでを終えてから死亡者の身元を最終発表すると伝えた。
 警察は同日午後、目撃者の供述などから提起された爆発と放火の可能性、たばこによる火災などを念頭に置いて3度目の現場鑑識を行った。警察はまた、迅速な捜査と正確な火災原因究明に向け、捜査本部長を既存の警察署長から地方庁次長に格上げし、捜査員を59人から81人に増員した。

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