【ブリュッセル16日聯合ニュース】韓国企業の研究開発(R&D)投資が外国のライバル社に比べ非常に低調であることがわかった。
 欧州連合(EU)欧州委員会が16日に発表したR&D投資に関する報告書によると、世界のR&D投資額上位50社(昨年ベース)に、韓国企業としてはサムスン電子が唯一24位にランクインした。しかし、サムスン電子の順位も2005年の9位から、2006年は10位、2007年は12位と、3年連続で下がり、2008年には20位圏外に転落した。
 本社所在地を基準とする非EU企業(以下域外企業)1000社のうち、韓国企業は22社が名を連ねた。域外企業のR&D投資額順位では、サムスン電子が16位だったほか、LG電子(48位)と現代自動車(51位)が100位以内に入った。また、ハイニックス半導体(136位)、韓国電力公社(159位)、ポスコ(196位)、KT(237位)、SK(239位)、サムスン電機(276位)なども300位内にランクインした。
 このほか、SKテレコム(327位)、現代重工業(424位)、双竜自動車(532位)、現代モービス(555位)、サムスンテックウィン(573位)、STXエンジン(630位)、暁星(659位)、韓国タイヤ(681位)、韓進重工業(683位)、斗山インフラコア(685位)、サムスン物産(696位)、エヌ・シー・ソフト(722位)、SKエナジー(793位)が域外企業1000社の中に含まれた。
 世界でR&D投資額が最も多かった企業は、日本のトヨタ自動車で、米国のマイクロソフトが2位、ドイツのフォルクスワーゲンが3位だった。  
 一方、昨年下半期に発生した金融危機や景気低迷にもかかわらず、世界企業のR&D投資は前年より6.9%増加した。特にEU企業のR&D投資増加率は8.1%に達し、米国(5.7%)、日本(4.4%)の企業を大きく上回った。
Copyright 2009(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0