会議であいさつする鄭首相=16日、ソウル(聯合ニュース)
会議であいさつする鄭首相=16日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル16日聯合ニュース】行政複合都市として建設計画が立てられていた世宗市の代案審議組織、官民合同委員会が16日に発足し、本格的な活動に入った。鄭雲燦(チョン・ウンチャン)首相と共同で委員長を務める民間委員長には、中立派の宋錫球(ソン・ソック)嘉泉医科学大学総長が選出された。
 世宗市の政府支援協議会と企画団が今月初めから稼働を始めたのに続き、官民合同委員会が発足したことで、政府の世宗市代案作りに拍車がかかる見通しだ。官民合同委は今後、企業、大学、医療福祉、文化、科学研究など分野別に所管官庁次官の報告を受け、補強案を講じ来月に最終的な代案を提示する計画だ。
 特に、行政中心の世宗市建設計画を企業中心に変更するため、税制・土地支援策を協議し、必要に応じて「世宗市特別法」の改正方向も提示する。学会セミナー、公聴会などを開き、世論をまとめる作業も並行する。
 鄭首相は官民合同委員会の初会議を主宰した席で、「過去にとらわれ、未来に対する誤った選択をすると、後世におびただしい負担を負わせかねない重大な岐路に立っている」とし、代案の提示まで残された時間が多くないだけに、生産的で凝縮された討論をすべきだと述べた。
 また、世宗市をカネと企業が集まる「経済ハブ」、科学・技術が教育・文化と調和し想像を現実にする「科学中心地」にしていくべきだと強調。それを実現してこそ、世宗市が建設地の忠清道にとどまらず、他の地方やソウル・首都圏までを養える「第3のコメ」を生み出せると説明した。
 宋委員長は「後世に恥ずかしくないように与えられた責任を全うする。迅速かつ生産的に協議を進めるため、委員らはもちろん、政府支援協議会や企画団とも緊密に協調していく」と述べた。
 一方、この日の初会議では、行政中心複合都市建設庁が世宗市投資誘致の現況と問題点を報告した。
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