警戒任務を遂行している海軍哨戒艦(資料写真)=(聯合ニュース)
警戒任務を遂行している海軍哨戒艦(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル16日聯合ニュース】先ごろ黄海の北方限界線(NLL)海上で発生した南北銃撃戦と関連し、国防部は16日の国会国防委員会全体会議で、「北朝鮮の軍は黄海の接敵海域で勤務を強化しているが、挑発の兆候はみられない」と伝えた。
 同部は大青島沖付近で発生した今回の銃撃戦を「大青交戦」と言及し、北朝鮮は海岸砲部隊、NLL近隣での海軍防備体制、黄海道地域での空軍防備体制などを強化していると報告した。
 北朝鮮の最近の非難動向と関連しては、非難の内容は韓米政府というより軍当局に限定されており、現水準が続くだろうとしながら、「今後はNLLを争点化するとの意図と評価される」と分析した。
 金正日(キム・ジョンイル)総書記の動向については、第1延坪海戦、第2延坪海戦の際にはそれぞれ海戦当日と2日後から公開活動が報じられたが、今回は報道されていないと述べ、「米朝、南北関係に関する歩みを自制しているようだ」と指摘した。
 国防部は北朝鮮が黄海で再び挑発に乗り出す可能性を念頭に置き、海軍作戦司令部戦力の一部を第2艦隊司令部に増強配置したほか、監視を強化するとともに空軍防備体制を維持していると説明した。

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