第2回首脳会議に出席した李大統領(中央)=15日、シンガポール(聯合ニュース)
第2回首脳会議に出席した李大統領(中央)=15日、シンガポール(聯合ニュース)
【シンガポール15日聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領は15日にアジア太平洋経済協力会議(APEC)第2回首脳会議に出席し、各国首脳らと「持続可能な成長」を議題に世界経済危機後の経済再編問題を協議した。
 李大統領はその席で、「来年の主要20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)議長国としてAPECとG20の架け橋役を果たす」と表明。開発途上国と新興国の経済発展に伴う難事を軽減し、先進国との経済開発ギャップを最大限埋められるように最善策を整えると述べ、こうした中で多くの開発途上国や新興国の意見を最大限尊重すると強調した。
 また、出口戦略に関する国際共助、保護貿易主義の阻止など、9月のG20サミットで合意した主要事項がAPECを機に国際社会に広がっていくことが重要だと述べた。出口戦略の施行時期は各国の事情に任せるべきだとしながらも、早急な施行で「不況の二番底」が到来した過去のケースを忘れてはならないと指摘した。
 その上で、世界経済の持続可能な均衡成長を目指し新モデルを整えるべきだと提言、国内的にも社会安全網の構築などを通じ、より幅広く成長の恵沢を受けられるようにする包括的な成長戦略を進める必要があると述べた。
 各国首脳は会議後、特別声明を採択し首脳会議を閉幕した。首脳らは声明で、世界経済の危機克服と安定した持続成長のためには国際共助を続けるべきだとし、均衡成長、包括的成長、持続可能な成長を21世紀アジア・太平洋地域の新たな成長パラダイムとして提示した。
 李大統領はAPEC首脳らと昼食をともにした後にシンガポールをたち、同日深夜に帰国する。
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