【ソウル13日聯合ニュース】昨年2月に国宝1号の崇礼門(南大門)が放火で焼失する事件が起きたが、その後もソウル市内の文化財では、観光客が立ち入り制限区域に踏み込んだり、酔客や路上生活者が侵入するケースが頻繁に起きている。
 ソウル市議会議員が13日、ソウル市文化局の行政事務監査で明らかにしたところによると、今年、火災警報器や防犯警報器が作動した文化財は市内に16か所あった。
 特に宝物第1号の興仁之門(東大門)では、外国人観光客や通行人が立ち入り制限の境界線を越え警報器が作動した回数は154回だった。雲ヒョン宮(史跡第257号)も同様のケースが6件起きている。また、酔客や路上生活者の侵入で警報器が鳴ったのは、洗剣亭(記念物第4号)が12件、タプコル公園(記念物第354号)が33件などと集計された。このほか、豪雨により警報器が誤作動するケースもあった。
 各文化財には平均3~4つの警報器が設置されている。防犯警報器は人間が境界線を越えると作動し、防災警報器は火花や煙の発生をセンサーが感知して鳴るようになっている。
Copyright 2009(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0