コリアビジネスセンター開所式のもよう=12日、ダマスカス(聯合ニュース)
コリアビジネスセンター開所式のもよう=12日、ダマスカス(聯合ニュース)
【ダマスカス12日聯合ニュース】大韓貿易投資振興公社(KOTRA)は12日、シリアにコリアビジネスセンター(KBC)を開設した。シリアの首都、ダマスカスで開かれたKBCの開所式には趙煥益(チョ・ファンイク)社長をはじめ現地の経済界関係者約150人が出席した。
 趙社長はあいさつで、「シリア政府の積極的な対外開放措置で、韓国との貿易規模が大きく増え、KBCをオープンすることになった。今後、KBCが韓国企業と現地企業間の商品輸出入はもちろん、両国間の経済協力拡大における案内役を果たせれば」と期待を示した。
 KOTRAは中東で唯一、韓国と国交がないシリアにKBCを開所するため、毎年「ダマスカス国際博覧会」に参加するなど10年以上前から作業を進めてきた。また、ことし8月に中国・西安に、今月10日にスーダン・ハルツームにKBCを開設し、先進国に派遣された人員を減らし、新興国に再配置している。世界で運営されているKBCはシリアを含め72カ国・地域の99か所に上る。
 シリアに対する韓国企業の輸出は2005年に初めて4億ドルを超え、毎年2けたの増加率を示している。シリアに最も多く輸出される韓国製品は自動車で、昨年は対シリア輸出全体の60%以上を占めた。特に、市場シェアは起亜自動車(30.8%)と現代自動車(25.5%)が3位のトヨタ(3.6%)に大差をつけ、1位と2位を記録した。
 韓国の対シリア投資は、サムスン電子が現地の通信会社との合弁で有線電話交換機システム会社を設立したのが唯一で、現地に進出した韓国企業としてはLG電子(ダマスカス支社)がある。
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