【ソウル12日聯合ニュース】丁世均(チョン・セギュン)代表ら民主党幹部が12日、日本・民主党の成功例を学ぶため日本を訪れた。滞在は4日間で、戦後54年間続いた自民党の覇権に終止符を打ち、政権交代を成し遂げた日本・民主党をベンチマーケティングするのが狙いだ。10月の国会議員再・補欠選挙以降、理念の脱皮、生活政治を新たな旗じるしに掲げる鄭代表が、こうした変化の糸口を具体化するため動き出したものと受け止められる。
 訪日初日、鄭代表は小沢一郎幹事長と会談、韓日関係の改善や日朝関係が話題に上った。鄭代表はまた、当初予定にはなかった岡田克也外相との会合も行った。

 国会韓日議員連盟の法的地位委員長を務める宋永吉(ソン・ヨンギル)最高委員は、鄭代表の日程とは別途に、13日に福山哲郎外務副大臣と会談する。

 一方、民主党を拠点とする無所属の鄭東泳(チョン・ドンヨン)議員は、岡田外相と13日に会談し、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権時に統一部長官を務めた経験から助言し、鳩山政権の対北朝鮮アプローチ策について話を聞く予定だ。岡田外相は、2007年の大統領選挙当時、大統合民主新党の公認候補だった鄭議員の遊説に駆けつけたほど、鄭議員と親交が深いとされる。

 このほか、第17代国会で韓日議員連盟会長を務めた文喜相(ムン・ヒサン)国会副議長、次世代韓日民主議員フォーラム代表の元恵栄(ウォン・ヘヨン)議員、姜奉均(カン・ボンギュン)議員、徐甲源(ソ・ガブウォン)議員らも、日本・民主党の中核人物らと相次ぎ接触し、交流拡大案などを論議する。

 反対に日本側は、今回の両党間交流を政権成功に向けた反面教師の機会としていると伝えられる。開かれたウリ党時代の失敗原因を民主党指導部から聞き、これを政権運営に反映させる方針だ。

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