【ソウル11日聯合ニュース】双竜自動車は11日、自社の役職員が同社を買収した中国の上海汽車集団(SAIC)に自動車技術を流出したとする検察捜査結果に真っ向から反論した。
 双竜自は検察の捜査結果発表後に報道資料を出し、「国益に反する違法な技術流出行為を意図的・故意に助長したり、試みた事実はない」と述べ、検察が提起した事項について、今後の裁判で立場を明示すると表明した。
 検察は同日、国庫支援で開発されたディーゼル・ハイブリッドカーの技術などをSAIC側に流した容疑(不正競争防止および営業秘密保護に関する法律違反など)で、双竜自の常務クラスに当たる総合技術研究所長ら研究員7人を在宅のまま起訴した。
 双竜自は問題のディーゼル・ハイブリッドカー技術と関連し、自社とSAICは互いに独立してハイブリッド・システムの開発を進めており、データを提供したのは互いのシステムを理解するためのものだと主張した。該当のデータは重要な技術内容が削除されており、技術的な価値は非常に低く、大半がインターネットや学術誌で公開されている水準だとしている。
 また、現代自動車のハイブリッドカー専用回路図を違法に入手し、SAICに渡したとする検察の公訴事実についても、該当のデータは業界で広く共有している技術標準データにすぎないと反論した。
 SAICは2005年1月に双竜自の筆頭株主になったが、買収から4年後のことし1月、双竜自の法定管理(会社更生法に相当)申請を受け、同社の経営から事実上撤退した。

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