会見するパク・チャンホ=10日、ソウル(聯合ニュース)
会見するパク・チャンホ=10日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル11日聯合ニュース】米大リーグ、フィラデルフィア・フィリーズのパク・チャンホが10日に帰国、「有意義な1年を過ごし、帰国する足取りも軽かった」と、明るい表情で記者会見を行った。来季について、チームの雰囲気が良い球団、先発で出場できる球団、ワールドシリーズを狙える球団でプレーしたいと希望を示した。
 パクはフィリーズと基本年俸250万ドルにオプションを含め最大500万ドルを受け取る条件で1年契約。中継ぎ投手として活躍し、球団の2年連続ワールドシリーズ進出に貢献した。現在、再契約かフリーエージェント(FA)での移籍を検討している。
 大リーグに進出して15年、ことし初めてワールドシリーズに出場したが、惜しくもニューヨーク・ヤンキースに破れた。パクは「とても残念だ。数日間眠れなかった。6試合中4試合に登板したが、自分の投球に満足しており、とても楽しく、特別な経験だった」と振り返った。
 シーズン成績は3勝3敗平均自責点4.43にとどまったものの、中継ぎとして2勝2敗平均自責点2.52と好投した。ことしは勝つ試合に多く登板したため、自分自身も強くなったように感じたとしながらも、「まだ先発への夢は持っている」と強く語り、先発で登板できる球団への移籍を望む考えを隠さなかった。球団側からはエージェントを介し再契約の意向聞いているが、契約を急いではおらず「他球団から連絡があるだろうという自信がある」とも話した。フィリーズでの1年間については、「自分は本当に野球を愛しているのかと自問し、ファンの大切さを改めて感じた」と振り返り、大きな魅力と楽しさを感じることができたと話した。
 今回一時帰国したパクは、故郷・公州での「パク・チャンホ奨学金」伝達式や、ソウルに自身が設立したフィットネスセンターのオープン行事などに出席する。ひと足早く帰国したチュ・シンス(クリーブランド・インディアンス)ともソウルで顔をあわせる予定だ。29日に再び米国に戻り、ビザが満了する来月15日までに再度帰国し、韓国で冬季自主トレを開始する。

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