政府・与党会議で発言する鄭雲燦首相(手前から2番目)=11日、ソウル(聯合ニュース)
政府・与党会議で発言する鄭雲燦首相(手前から2番目)=11日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル11日聯合ニュース】鄭雲燦(チョン・ウンチャン)首相は11日に国務総理官邸で開かれた政府・与党会議で、行政複合都市として建設計画が立てられていた世宗市の修正案について、「来年1月末までに最終代案をまとめる計画だが、社会的な葛藤(かっとう)を最小化するために、作業日程を前倒しにすることも検討する」と述べた。世宗市に関する官民合同委員会が来週初めに初会議を開き、代案に対する国民意見の早期取りまとめに着手することになると説明した。
 世宗市問題を、鄭首相は「国家大計に向け慎重かつ緻密(ちみつ)に推進すべき問題」だとした。しかし、現在の計画のままでは特別法が目指す複合都市になるのは難しく、人口50万人以上の自足都市の構想は不可能で、行政の非効率性も深刻になることが懸念されると指摘。これでは国にも忠清道にとっても助けにはならないという点を国民が理解してくれるものと信じる、と強調している。
 鄭首相は、国民が理解し受け入れることのできる案を作るよう努力すると述べながら、与党ハンナラ党の協力と支援を求めた。また、野党とも積極的に議論する考えを示した。

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