記念撮影を行うCEOら=5日、永宗島(聯合ニュース)
記念撮影を行うCEOら=5日、永宗島(聯合ニュース)
【ソウル5日聯合ニュース】大韓航空が設立から加盟している国際航空連合スカイチームが5日、仁川市内のホテルで最高経営者(CEO)会議を開き、世界トップの航空連合への飛躍を目指し協力を強化していくことを決めた。
 スカイチームは、加盟航空会社9社とアソシエートメンバー2社の計11社。会議には韓進グループの趙亮鎬(チョ・ヤンホ)会長をはじめ、デルタ航空のアンダーソンCEO、中国南方航空の司献民CEOら加盟9社のうち8社の代表が出席した。
 趙会長は、基調演説を通じ「スカイチームの未来は世界の旅客輸送の3分の1、貨物輸送の45%を占めるアジア太平洋地域にかかっている」と述べ、この地域を足がかりに、最高の航空連合に飛躍すると力説した。また、大韓航空はスカイチームの発展に向け、仁川国際空港の国際線接続スケジュールを強化し、乗換(トランジット)需要を積極的に誘致し、エアバスA380やボーイング787など次世代航空機の導入に向け努力すると述べた。
 出席者は、英ロンドンのヒースロー空港第4ターミナルで9日から、全加盟社が共同利用できるチェックインカウンターとラウンジを運営することを決めた。スカイチーム利用者は1か所でのチェックインと搭乗が可能になり、ターミナル内の移動が便利になり、トランジット時間も大幅に短縮できる。
 12月からは共同マーケティング、営業、ブランド管理など連合の運営実務を総括するスカイチーム専門担当組織を運営し、分野別サービスの競争力を高めることにした。特に、来年6月にはベトナム航空とルーマニアのタロム航空の加盟が決まっており、東南アジアと東欧地域のサービスも強化する方針だ。
 このほか、全世界で流行している新型インフルエンザに対し、加盟社間でより緊密な協力案を模索することでも合意した。

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