魏聖洛本部長=(聯合ニュース)
魏聖洛本部長=(聯合ニュース)
【ソウル5日聯合ニュース】6カ国協議で韓国首席代表を務める魏聖洛(ウィ・ソンラク)外交通商部朝鮮半島平和交渉本部長が、5日から米国と日本を訪問する。
 出発に先立ち、魏本部長は聯合ニュースの電話取材に対し、「韓国が北朝鮮核問題の解決策として提示した一括妥結案(グランド・バーゲン)の具体的な内容について日米と協議する計画。最近の米朝接触に対する評価を行い、今後の対策について協議する」と説明した。また、訪米は約2週間後の韓米首脳会談に向けた事前調整も兼ねており、首脳会談では北朝鮮関連議題も協議されることになると述べた。
 米国には7日まで滞在し、スタインバーグ国務副長官やボズワース特別代表(北朝鮮政策担当)、ソン・キム6カ国協議担当特使、フロノイ国防次官(政策担当)らと会う予定だ。8~9日訪問の日本では、藪中三十二外務省事務次官、佐々江賢一郎外務審議官、6カ国協議日本首席代表の斎木昭隆アジア大洋州局長と会い、北朝鮮を6カ国協議に復帰させ非核化交渉を再開する方策や一括妥結案などについて意見を交わす見通しだ。
 一方、外交通商部高官は5日、李根(リ・グン)外務省米州局長ら北朝鮮側が先月下旬に訪米し民間団体主催の会合などに出席した際、米国が「6カ国協議の枠組み内での米朝対話」を言及したのに対し、特に異議を唱えなかったものと承知していると伝えた。

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