【ソウル5日聯合ニュース】先月は国内の自動車販売が増加した半面、海外市場の低迷で輸出と生産はともに減少した。
 韓国自動車工業協会が5日に明らかにしたところによると、10月の国内販売台数は13万932台で、前年同月比23.8%増加した。現代自動車「ソナタ」「ツーソンiX」、GM大宇「マティス・クリエイティブ」、ルノーサムスン「ニューSM3」など新車の発売と、政府の老朽車買い替え支援政策や景気回復への期待感などで、自動車の購入が増えたためと分析された。政府支援の恩恵を得た新車購買客の割合は、先月は27.2%で、前月(25.8%)より小幅に上昇した。
 車級別の前年同月比の販売増加率は、中型車(56.7%)とスポーツユーティリティービークル(SUV)(33.0%)、軽自動車(30.6%)が特に高かった。いずれの車級も前年同月より販売台数を伸ばした。
 モデル別の国内販売順位は、新型「ソナタ」が発売開始から2か月で首位に立ち、起亜自動車「ニューモーニング」、現代自「アバンテ」、「ツーソンiX」と続いた。
 一方、先月の輸出台数は、前年同月比22.2%減の20万9091台にとどまった。欧州連合(EU)や新興国など一部の国で需要が改善しているものの、米国や東欧市場は依然回復しておらず、輸出が再び減少に転じたとの説明だ。輸出額は昨年10月に比べ17.0%少ない36億6000万ドル(約3310億円)で、全輸出品目のうち船舶類に次いで2位だった。
 モデル別輸出順位は、現代自「ベルナ(アクセント)」と「アバンテ」が1、2位で、起亜自「フォルテ」、GM大宇「ラセッティ(シボレー・オプトラ)」、起亜自「プライド」、「ツーソン(JM)」の順。
 輸出実績の悪化で、生産量も落ち込んでいる。先月の乗用車生産台数は前年同月より16.4%少ない30万3661台、バスやトラックなど商用車は18.4%減の3万3591台だった。

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