留学相談を受ける生徒ら(資料写真)=(聯合ニュース)
留学相談を受ける生徒ら(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル5日聯合ニュース】早期留学を目的に出国した小中高生の数が2年連続で減少したことが明らかになり、その背景に関心が集まっている。
 教育科学技術部が5日、韓国教育開発院を通じ集計した2008学年度の小中高留学生出国現況によると、昨年3月1日から今年2月28日までに出国した児童・生徒数は2万7349人で、前学年度(2万7668人)に比べ319人減った。出国者数は、海外移住(4788人)、親の海外駐在同行(8824人)を除いた留学生数を集計したもので、前年比で減少したのは2007学年度に続き2回目だ。
 内訳をみると、小学生(1万2531人)は前学年度より190人増えたが、中学生(8888人)と高校生(5930人)はそれぞれ313人、196人減った。
 留学先は米国が1万3156人(31.1%)で最も多く、続いて東南アジア7973人(19.5%)、中国5415人(13.2%)、カナダ5172人(12.6%)、オーストラリア2046人(5.0%)、ニュージーランド1636人(4.0%)などの順だった。前年に比べると、東南アジア以外は軒並み減少した。
 海外移住や親の海外駐在同行を含む全体出国者数も4万961人と、前年(4万3415人)より2400人ほど少ない。
 このように留学生が減少したのは、景気低迷が最も大きな原因として分析されているが、一部では早期留学ブームが徐々に落ち着きを見せているとの推測も出ている。教育科学技術部関係者も「正確な原因はまだ分析が必要だが、早期留学に対する父兄の認識が少しずつ変わっているのではないかという期待もある」と話した。

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