青瓦台(大統領府)で2日に会合した李明博大統領(右)と鄭夢準代表
青瓦台(大統領府)で2日に会合した李明博大統領(右)と鄭夢準代表
【ソウル4日聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領は2日に与党ハンナラ党の鄭夢準(チョン・モンジュン)代表と会合した席で、行政複合都市・世宗市問題に関連し、世論の取りまとめを急いでほしいと要請したことが分かった。与党関係者が4日に明らかにした。
 世宗市建設修正問題をめぐっては、与野党間だけでなく与党内部でも意見の対立が続き、一角では国民投票案も論じられるなどしている。李大統領のこうした発言は、現状では国力の浪費を招きかねないと見て、可能な限り早期に事態を収拾したい考えを示したものと思われる。
 こうした方針を受け、鄭雲燦(チョン・ウンチャン)首相は4日午後、青瓦台(大統領府)の定例報告で世宗市修正に対する基本構想を報告した後、記者会見を開き、「世宗市委員会」の構成など、今後のロードマップを発表する予定だ。
 この問題は国会の対政府質問後、ハンナラ党内に世宗市関連機関、国務総理室にも世宗市委員会がそれぞれ発足し、世論集約が行われる。李大統領は、総理室が今月中旬以降に世宗市修正案をまとめれば、政界と忠清地域の反応を確認し、可能ならば今月中にも国民向け談話や記者会見などの形で立場表明を行うと伝えられる。

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