米サンディエゴで26日に開かれた北東アジア協力対話(NEACD)に出席した李根米州局長(中央)とソン・キム特使(左)=(AP=聯合ニュース)
米サンディエゴで26日に開かれた北東アジア協力対話(NEACD)に出席した李根米州局長(中央)とソン・キム特使(左)=(AP=聯合ニュース)
【ワシントン2日聯合ニュース】米国務省のケリー報道官は2日の定例会見で、ソン・キム6カ国協議担当特使と北朝鮮外務省の李根(リ・グン)米州局長が先月24日にニューヨークで接触したことに関連し、「ソン・キム特使が大変有用な論議をしたものと承知している」と述べた。今回の米朝接触は6カ国協議再開という当座の目標により近づけるよう設けられ、そうした面で有用なものだったと評価した。両者がこの接触で同協議再開について話し合ったことを認めた。
 こうした言及は、李局長の訪米で行われた米朝接触をめぐりこれまで出された米政府の公式評価としては、最も肯定的なものだ。一連の接触結果について、米政府内で肯定的な立場整理が行われたことを意味すると思われる。今月下旬との観測が高いボズワース米特別代表(北朝鮮政策担当)の訪朝の有無が注目される。
 ただ、ケリー報道官は、ボズワース代表の訪朝問題について「(訪朝の)招請はあったが、われわれは依然、これを検討している」と述べ、最終決定はまだ出ていないことを明らかにした。
 一方、李局長は11日間の訪朝日程を終え、2日に帰国の途に就いた。ニューヨーク入りした23日には、記者陣に「(訪米日程が)終わったら話をしよう」と話すなど明るい表情を見せていた李局長だが、この日は取材陣に一切接近を許さず、無言のまま出国した。
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