こうした言及は、李局長の訪米で行われた米朝接触をめぐりこれまで出された米政府の公式評価としては、最も肯定的なものだ。一連の接触結果について、米政府内で肯定的な立場整理が行われたことを意味すると思われる。今月下旬との観測が高いボズワース米特別代表(北朝鮮政策担当)の訪朝の有無が注目される。
ただ、ケリー報道官は、ボズワース代表の訪朝問題について「(訪朝の)招請はあったが、われわれは依然、これを検討している」と述べ、最終決定はまだ出ていないことを明らかにした。
一方、李局長は11日間の訪朝日程を終え、2日に帰国の途に就いた。ニューヨーク入りした23日には、記者陣に「(訪米日程が)終わったら話をしよう」と話すなど明るい表情を見せていた李局長だが、この日は取材陣に一切接近を許さず、無言のまま出国した。
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