【抱川2日聯合ニュース】韓国のマッコリ(にごり酒)を代表するブランド、「抱川マッコリ」と「抱川一東マッコリ」に対する商標登録が日本で先に行われていたことがわかった。
 これらのマッコリを生産・輸出しているサンシン酒家が2日に明らかにしたところによると、日本の業者が昨年11月に日本特許庁に「抱川マッコリ」と「抱川一東マッコリ」の商標を登録した事実がこのほど確認された。そのため、京畿道・抱川でマッコリを生産・輸出する国内8社の日本輸出が打撃を受けるのではないかと懸念されている。先月2万7000リットル(約300万円相当)のマッコリを日本に輸出したサンシン酒家のキム・ヒョンチェ代表理事は、「今は売上規模が小さいため、日本の業者からこれといったクレームもなく輸出を行っているが、商標法違反で提訴される場合、問題の余地がある」と語った。

 国内マッコリ生産者が商標登録をしなかった理由は、韓国の国内法上、地名入りでは商標登録ができないためだ。しかし、製品の原産地であることを全面に打ち出し国立農産物品質管理院に「地理的表示制」を登録すると、商標権と同等な権利が生じるため、これを積極的に活用すべきだとの指摘は少なくない。

 キム代表理事は、「これまでは認識不足で、地理的表示制を登録する業者が少なかった。今後は国内マッコリ業者がこれを積極的に活用し、商標を保護しなければならない」と話した。

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