仁川港に入港した「アラオン」=2日、仁川(聯合ニュース)
仁川港に入港した「アラオン」=2日、仁川(聯合ニュース)
【仁川2日聯合ニュース】初の国産砕氷船「アラオン」が2日午前4時、仁川港に入港した。
 3年間にわたる建造を釜山で終えた「アラオン」は、前日に釜山港を出港した。仁川の韓国海洋研究院付設極地研究所に引き渡される。今後は仁川港を母港に、本格的な活動を開始する。12月末に南極に向け試運航に出るまで、東海(日本名:日本海)に移動し運航能力と研究装備性能の最終テストを受ける。

 「アラオン」は、重さ7480トン、全長110メートル、幅19メートル、最高速度16ノット(時速約30キロメートル)の最先端研究用船舶。60種余りの先端研究装備とヘリコプターを搭載し、乗組員25人と研究員60人を乗せ、厚さ1メートルの氷を割りながら時速3ノットで運航できる。2004年から事業費1030億ウォン(約77億9000万円)を投じ建造され、人工衛星搭載ロケット「羅老(ナロ)」(KSLV-I)、次世代超伝導核融合研究装置「KSTAR」とともに、韓国の陸海空3大「科学の花形」と評されている。
 国土海洋部は6日に仁川内港で政府関係者、研究者、仁川市民ら300人余りを招き、「アラオン」の引渡し・命名記念行事を開催する計画だ。

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