【ソウル30日聯合ニュース】消費者心理の改善と新車発売を追い風に、来年は自動車の国内販売台数が8年ぶりに140万台を超える見込みだ。
 韓国自動車産業研究所は30日に発表した報告書「2010年経営環境展望」で、国内での自動車販売は今年の139万台から来年は1.4%増加の141万台と、2002年(162万2000台)以来8年ぶりの高水準になると予想した。研究所は「来年は景気回復で消費者心理が改善し、さまざまな新車の発売効果も加わり、国内販売が増加するだろう」と述べた。その半面、政府による老朽車税制支援の終了や原油価格の上昇、個人負債の増加などが販売増を制約する要因として働くと指摘した。
 国内販売台数は2002年の162万2000台を最大に、2003年は131万8000台、2004年には109万4000台まで落ち込み、その後は110万~120万台で推移した。今年は139万台と推計される。
 また、来年の輸出は210万台の今年より23.9%多い260万台になると予想した。中でも需要回復が早い新興市場向けの輸出が大幅に拡大するものと分析している。
 国内での自動車生産は、今年は343万2000台、来年は393万8000台に達する見通しだ。

Copyright 2009(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0