【ソウル29日聯合ニュース】「リレンザ」「タミフル」に続く第3の新型インフルエンザ治療薬が、早ければ来年2月ごろ発売される見通しだ。
 食品医薬品安全庁などが29日に明らかにしたところによると、緑十字は早ければ来月にも、注射用抗ウイルス剤「ペラミビル」の迅速許可審査を申請する予定だ。
 ペラミビルは米製薬会社バイオクリストが開発したインフルエンザ治療薬で、ウイルス増殖に要する酵素を抑制するため、強力な抗ウイルス効果を発揮する。5日間服用・吸入しなければならないリレンザやタミフルと違い1回の注射で済むため、重症患者に有用だと緑十字は説明している。
 緑十字は国内だけでなく日本と台湾の150機関で1099人を対象に臨床試験を行い、現在は結果を分析中だ。迅速許可審査手続きが適用されれば、95日以内に市販許可を受けられる。

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