【ソウル30日聯合ニュース】北朝鮮と中国が修交60周年(10月6日)、中朝親善の年、中国建国60周年(10月1日)を記念し、平壌や北京などで連日多彩な親善行事を開催している。
 北朝鮮の朝鮮中央放送が30日に報じたところよると、劉暁明駐朝中国大使が29日に中国建国60周年を記念する宴会を平壌・羊角島国際ホテルで開催し、中朝間の親善と協力を強調した。宴会には、金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長、姜能洙(カン・ヌンス)文化相、崔昌植(チェ・チャンシク)保健相、朴慶善(パク・キョンソン)朝鮮労働党副部長、朴在慶(パク・ジェギョン)人民武力部副部長、金英日(キム・ヨンイル)外務次官ら北朝鮮高官が大勢出席した。
 前日の28日には平壌・人民文化宮殿で北朝鮮・対外文化連絡委員会と中朝友好協会共催の中国建国60周年記念レセプションが開かれたほか、大同門映画館では中国映画上映週間が、平壌体育館では中国油絵展覧会が開幕した。
 親善行事は中国でも開催され、28日に中国人民対外友好協会と中朝友好協会主催の中朝修交60周年記念宴会が催された。また、同日に北京で中国世界知識出版社の中朝外交関係設定60周年記念画帳発行式が行なわれ、中国人民革命軍事博物館では北朝鮮美術作品展示会が開幕した。
 28、29の両日にかけては北朝鮮・朝鮮映画音楽団が瀋陽で北朝鮮映画音楽演奏会を行ったほか、朝鮮出版物交流協会は29日から延辺朝鮮族自治州で図書・写真・美術作品展示会を開催している。
 来月も本格的な親善行事や交流が予定されている。来月4~6日には中国の温家宝首相が北朝鮮を公式訪問し、両国間の経済、貿易、教育、旅行分野などの協定を締結する。これを機に中国が相当規模の無償援助を行うとの見通しも出ている。また、平壌芸術団が来月5~6日の北京公演を皮切りに中国巡回公演を行う予定だ。

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