【ソウル30日聯合ニュース】統計庁が30日に発表した8月の産業活動動向によると、先月の鉱工業生産は前年同月に比べ1.2%増加した。
 前年同月比の鉱工業生産は、昨年10月がマイナス1.9%、11月がマイナス13.8%、12月がマイナス18.7%、ことし1月がマイナス25.5%、2月がマイナス10.0%、3月がマイナス10.5%、4月がマイナス8.2%、5月がマイナス9.0%、6月がマイナス1.1%だったが、7月は0.9%と、10か月ぶりに増加に転じた。一方、前月比では1.3%減少し、1月から続いたプラス成長はストップした。
 前月比増加率を業種別にみると、半導体・部品(1.5%)、第一次金属(3.1%)、化学製品(1.4%)などが増加したが、自動車(マイナス12.5%)、映像音響通信(マイナス4.8%)、電機装備(マイナス3.8%)は減少した。
 前年同月比では半導体・部品(22.7%)、その他輸送装備(11.6%)などの増加率が高かった半面、機械装備(マイナス16.0%)、映像音響通信(マイナス10.9%)、第一次金属(マイナス7.1%)などは減少した。
 8月の生産者製品出荷は前月比1.7%、前年同月比0.9%それぞれ減少した。生産者製品在庫は前月比1.2%増加したが、前年同月比では14.1%減った。
 サービス業生産は前月に比べ0.6%減少したものの、前年同月比では1.1%増加した。消費財販売は前月比0.3%減少したが、前年同月比では乗用車や化粧品などの好調で2.0%の増加となった。設備投資は機械類投資が増えたため前月比2.8%増加した半面、前年同月よりは16.8%減少した。
 先行指標の機械受注は、公共部門のパソコン、民間部門の船舶用エンジンなどの受注が減り、前年同月に比べ16.8%減少した。建設工事完成工事高は、民間部門の建設工事実績が振るわず、前月比4.4%、前年同月比6.8%それぞれ減少した。建設受注は民間の土木工事発注減少に伴い前年同月比29.5%減少した。
 現在の景気状況を示す一致指数の循環変動値は96.7と、前月比0.5ポイント上がり、6か月連続の上昇となった。今後の景気局面を予告する先行指数も前月比0.9%上昇と、8か月連続上昇を記録した。

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