会見する李大統領=30日、ソウル(聯合ニュース)
会見する李大統領=30日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル30日聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領は30日、青瓦台(大統領府)で主要20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)誘致報告特別記者会見を行った。南北問題はもちろん、国際的イシューについても韓国のビジョンと解法を示し主導する努力を傾けるときが来たとの認識を示し、今回の米国訪問で北朝鮮核問題のグランドバーゲン(包括的交渉)を提案したことも、その一環だと述べた。
 李大統領は、北朝鮮核問題は米国、中国、世界問題になり得るが、南北問題当事者の韓国は声を上げず、米中の案に従うだけだったと指摘。良い案があれば、韓国が6カ国協議当事国を説得していく必要があると述べた。また、グランドバーゲンという言葉に対しては、北朝鮮も拒否反応はないだろうとした。
 政治改革問題に関しても触れ、原則的に選挙制度と行政区域改編は早期に政界が行うべきだとの考えを示した。国の品格を高めるもので、国民との疎通の近道だと考えると述べた。
 選挙制度改編の方法については、必要があれば政府が検討したものを提示できるが、政界が自発的に、疎通のため、地域のため、働く人のために動いてほしいと要請した。また、現在の行政区域は1890年代に定められた古いものだとし、すべての均衡発展は行政区域に従い行うことになっているが、地域が作られてこそ発展が可能になると強調した。

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