【東京29日聯合ニュース】外交通商部の柳明桓(ユ・ミョンファン)長官は29日、日本の岡田克也外相と東京で外相会談を行った。その後の共同記者会見で岡田外相は、来年度に主要20カ国・地域(G20)首脳会議(金融サミット)が韓国で開催されることについて、重要な会議だけに成果を挙げられるよう、日本としてもできる限り支援する考えを明らかにした。韓国での開催を、同じアジアの日本外相として心から祝うとも述べた。
 一方、李明博(イ・ミョンバク)大統領が先日の聯合ニュースとの会見で、日本による韓国併合100周年にあたる来年、天皇の訪韓を希望したことに対しては、両国政府間で具体的な話はまだなく、今後さまざまな状況を判断しながら慎重に考えるとした。

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 柳長官は「李大統領の(天皇訪韓に関する)言及は、未来志向的な韓日関係に向けて開かれた心を持ち、韓日間に存在し得る距離感をなくすための努力を呼びかける趣旨だと承知している」と説明、現時点で両国の間で具体的な話し合いはしていないと述べた。また、日本政府の歴史認識に関し、「民主党の新政権と鳩山由紀夫首相が歴史を直視する準備ができているとしたことを歓迎し、期待する」と述べた。過去を忘れることはできないが、韓日関係が過去にとらわれ続けてはならず、この先100年の真の韓日新時代へと、互いに努力していけることを期待すると強調した。

 柳長官によると、会談で両外相は、核問題をめぐる北朝鮮の態度に根本的な変化が見られなければ韓日は国連安全保障理事会決議を持続するものの、北朝鮮に対話の扉を開いておき、北朝鮮が真剣な姿勢で6カ国協議に復帰するよう外交的努力を続けていくことで合意したという。また、李大統領が提案した「グランドバーゲン(包括的交渉)」が意図するように、北朝鮮の核兵器、核開発計画の廃棄という最終目標の達成に必要な方策検討においても、関係国が緊密に協議していくことにしたと説明した。

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