先月26~29日に訪朝した民間団体が撮影した平壌市内(「わが民族助け合い運動」提供)=3日、ソウル(聯合ニュース)
先月26~29日に訪朝した民間団体が撮影した平壌市内(「わが民族助け合い運動」提供)=3日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル3日聯合ニュース】先週、2つの民間支援団体が訪朝したのに次いで、今週もナヌムインターナショナルなど2団体が平壌を訪問している。
 ナヌムインターナショナルの関係者3人は、2日から5日まで平壌の赤十字病院などを回り医療協力状況を点検する予定だ。また、純福音教会に属する宣教会関係者1人は2日から8日まで平壌に滞在し、同教会牧師の名をとった心臓病院の新築工事に対し技術監督を行うことになっている。
 人道支援団体による北朝鮮向け物資の搬出と訪朝は、5月に北朝鮮が2回目核実験を強行した後、事実上全面的に禁じられていたが、今月初めに一部解除され、ワールドビジョンや民族の森など複数の団体が訪朝した。しかし、物資の搬出はいまだにほとんどが制限されたままだ。支援団体側は、4月初めに北朝鮮が長距離ロケットを発射して以降、北朝鮮向け支援物資は仁川港に留め置かれ甚大な被害が発生しており、今年の北朝鮮事業全体に支障をきたしていると、不満を口にする。
 統一部関係者は、訪朝と物資搬出に対する「選別的な許容方針にはまだ変化がない」と話す。弱者層への医薬品支援と急を要する事案は認め、残りの事案は核問題や南北関係の状況を見ながら検討するとした。
 統一部では民間団体の訪朝を毎週2団体程度に限り認めているもようだ。

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