【ソウル1日聯合ニュース】ポスコは1日、高純度フェロマンガンの生産に向け、東部製鉄と合弁会社「ポスハイメタル」を設立したと明らかにした。来年から光陽製鉄所内新厚板製鋼工場近くに高純度フェロマンガン生産設備の建設を開始し、2011年9月の完成を目指す。年産7万5000トンで、すべて光陽製鉄所の自動車用高マンガン鋼製品生産に使用する。持分はポスコが65%、東部製鋼が35%。
 高純度フェロマンガンは、自動車用高マンガン鋼製品の生産に欠かせない原料だが、これまでは全量を固体のマンガンを中国から輸入しまかなってきた。中国の環境規制緩和と輸出税引き上げなどで安定した原料調達が困難になったのに加え、固体マンガンを使用すると製品の品質が低下することから、高純度フェロマンガンを製造する必要性が提起されてきた。
 今回の高純度フェロマンガン工場建設には、2200億ウォン(約165億円)が投じられる。事業初期には高純度フェロマンガン特許および生産技術を保有する東部メタルの技術を導入する予定だ。


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