ノルウェーを訪れた潘事務総長(EPA=聯合ニュース)
ノルウェーを訪れた潘事務総長(EPA=聯合ニュース)
【ニューヨーク31日聯合ニュース】国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長が、自身に対する指導力不足批判に真っ向から反論した。
 潘事務総長は31日、自身のカリスマ不足を指摘する報告書を本国政府に送ったノルウェーのモナ・ユール次席国連大使の故郷であるオスロを訪問した席で、「わたしも自分なりのカリスマとリーダーシップスタイルを持っている」と述べた。個人的には批判されると気分が良くないということを認めるが、自分は常に事務総長としての役割と業務遂行を向上させる方向を模索していると反論した。
 特に、国連では各国の職員が働いている点を挙げながら、「われわれは互いの文化と伝統、リーダースタイルを尊重する必要があり、多様な状況は多様なリーダーシップスタイルとカリスマを求めている」と強調した。
 ユール次席大使は先ごろ、潘事務総長について「国際危機を扱う上でぜい弱でカリスマに欠けており、経験豊かな国連の同僚さえ困らせるほどに腹を立てることもある」と批判する報告書を本国に送っていた。この報告書が、地球温暖化問題と関連した潘事務総長の訪問のわずか10日前に現地メディアに報じられ、物議を醸していた。
 ノルウェー政府はこれと関連し、「ユール次席大使の報告書は本国政府の立場とは関連がない」として遺憾の意を示した。

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