柳長官とファレオマバエンガ委員長=31日、ソウル(聯合ニュース)
柳長官とファレオマバエンガ委員長=31日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル31日聯合ニュース】外交通商部の柳明桓(ユ・ミョンファン)長官は31日、韓国を訪問している米下院外交委員会「アジア太平洋・地球小委員会」のファレオマバエンガ委員長と同部庁舎で会談し、韓米同盟や北朝鮮核問題など相互関心事について意見交換した。外交通商部が伝えた。
 柳長官は、同盟未来ビジョンに立脚した韓米同盟の未来志向的発展努力について説明したほか、北朝鮮核問題における緊密な韓米共助と韓米自由貿易協定(FTA)進展に向けた米国議会の支持と声援を要請した。これに対しファレオマバエンガ委員長は、韓米同盟の重要性を再確認し、今後も両国関係の幅広い発展に向け努力を続けていくと応えた。
 ファレオマバエンガ委員長は30日に韓国入りし、韓昇洙(ハン・スンス)首相、ハンナラ党の黄震夏(ファン・ジンハ)議員らと会談した。来月2日には江原道と環境部が開催する非武装地帯(DMZ)フォーラムで基調演説を行い、4日には元従軍慰安婦の女性が共同生活を送る京畿道・広州の「ナヌムの家」を訪れる。このほか、3日に全北大学で名誉哲学博士号授与式、6日は中央日報が主管するフォーラムに出席し、7日に帰国する。
 民主党所属のファレオマバエンガ委員長は先月、戦争と女性人権をテーマとする国際シンポジウムで、旧日本軍慰安婦決議案の国連上程を進めるようオバマ大統領とクリントン国務長官に要請したと明らかにするなど、慰安婦問題に関心を示している。

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