李大統領(右)と鳩山代表=6月5日、ソウル(聯合ニュース)
李大統領(右)と鳩山代表=6月5日、ソウル(聯合ニュース)
【東京31日聯合ニュース】日本衆議院総選挙で民主党を歴史的大勝に導いた鳩山由紀夫同党代表は、夫人と母親が熱烈な韓流ファンだ。
 鳩山代表はこれまで、公の席でも数回にわたりこれに言及してきた。7月25日に大阪で行った遊説では、「わたしの母親は85歳を過ぎて韓流スターに会いたいと韓国語の勉強を始めた」と紹介している。これは、麻生太郎首相が同じ日に「高齢者は働くことしか才能がない」と高齢者を卑下したことに反論する中で出たものだが、日本の有権者に家族が韓流ファンであることを公然化した。

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 韓国を訪れた6月5日には、青瓦台(大統領府)に李明博(イ・ミョンバク)大統領を表敬訪問した席で、「妻が韓流ファンでイ・ビョンホンさんやソン・スンホンさん、パク・ヨンハさんなどが非常に好きだ。母親も家に韓流スターの写真をはっている」と紹介した。もちろん外交関係とプライベートな部分は異なるものの、次期首相が確実視される鳩山代表が韓国に親近感を示している点は、今後の韓日関係の円滑油になるものと期待される。

 鳩山代表はまた、李大統領に対し、常に掲げている友愛の精神で韓国と日本が協力すべきだと述べ、究極的には東アジア共同体に関係を拡大・発展させるべきとの考えを示した。さらに、今回政権交代を実現すれば、国民の政治に対する信頼を取り戻し、外交においてもアジア、特に韓国との関係を重視すると述べていた。

また、岡田克也幹事長をはじめとする民主党中核関係者は、韓国との進んだ外交関係や歴史認識に相当前向きな姿勢を持っている。このため、歴史認識や靖国神社参拝などに極右的な立場を取っていた自民党政権に比べ、韓日関係は一段階前進するとの見方が優勢だ。

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