【ワシントン18日聯合ニュース】米オバマ大統領は18日、先ごろ訪朝したクリントン元大統領とホワイトハウスで会い、訪朝結果について報告を受けた。クリントン氏が訪朝から帰国後、オバマ大統領と会談するのはこれが初めて。
 ホワイトハウスが声明を通じ明らかにしたところによると、会談は1時間10分ほど行われ、クリントン氏は金正日(キム・ジョンイル)総書記との会談を含む訪朝過程を説明した。オバマ大統領は、クリントン氏が北朝鮮に4か月以上抑留されていた2人の米国市民を解放する人道主義的任務を遂行したことに謝意を示した。
 この会談について、ギブズ大統領報道官は開始前に記者団に対し「クリントン元大統領が(北朝鮮で)見聞きしたことと、われわれがどこに向かうべきかについて、直接的な考えを伝える重大な機会」と述べている。この会談が、最近の北朝鮮の相次ぐ融和措置と相まって、米国の今後の対北朝鮮政策方向を決定する重要な契機になる見通しだ。
 ヒラリー・クリントン国務長官は会談には同席しなかったが、会談前に自身のアフリカ歴訪結果を報告するため別途、オバマ大統領に会っている。その席で、北朝鮮問題についても論議したものとみられる。
 これに先立ち、クリントン氏は帰国直後にオバマ大統領と電話で話をしているほか、数度にわたり、ジョーンズ米大統領補佐官(国家安全保障担当)に結果を報告したと伝えられる。また、ギブズ報道官によると、国家安全保障会議(NSC)にも2度訪朝結果を報告したほか、訪朝団構成員らもNSC、国務省や関係官庁と広範囲に論議している。

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