【ソウル13日聯合ニュース】双竜自動車の主債権銀行、韓国産業銀行は13日、前日の信用委員会で同社に対する人材構造調整費用1300億ウォン(約101億円)の融資を決定したと明らかにした。約定締結や担保取得などの手続きが済めば、来週初めにも資金を貸し付ける。
 同行はあわせて、共同管理人と双竜自労働組合から、企業再生手続きに積極的に協力すること、違法な争議行為を行わないことを記した同意書を受け取ったという。労組の長期ストライキなどによる操業中断が同社の正常化に支障となり、再生手続きの廃止理由にもなりかねないとの判断からだ。
 一方、双竜自は同日から完成車生産を再開した。労組が5月22日に工場を占拠し生産が中断されてから83日ぶりで、スト終了後7日で操業再開にこぎつけた。今月中に約2万6000台を生産し、9~12月には毎月4000~4500台を生産する計画だ。同社は、この生産量を維持すれば再生計画予想値の年間2万7000台をはるかに超えるため、再生計画は狂いなく進められるものと見込んでいる。
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