【ソウル30日聯合ニュース】国際支援団体のワールド・ビジョン・コリアが、来月1日に北朝鮮を訪問する予定だ。同団体の関係者が30日、「北朝鮮側の民族経済協力連合会からすでに招請状を受け取っており、統一部からも口頭で承認を得ている。特に変数がない限り、31日に中国・瀋陽に向かい、訪朝することになるだろう」と明らかにした。
 これについて統一部関係者は、「民間団体が対北朝鮮事業のモニタリングのために訪朝することを、政府は選別的に認める方針」としながらも、ワールド・ビジョンに対する訪朝承認問題はまだ検討中で、正式には決まっていないと答えた。
 北朝鮮が5月25日に核実験を実施した後、韓国政府は朝鮮半島情勢の緊張などを理由に、民間支援団体の訪朝を認めていない。ワールドビジョンに先立ち、ハンナラ党議員を含む「わが民族助け合い運動」関係者が今月29日から訪朝する計画を立てていたが、北朝鮮が招請状を寄越さず土壇場で白紙となった。
 ワールド・ビジョンの訪朝団は種ジャガイモ農事支援事業諮問委員の7人で構成され、8月1日から8日まで両江道などを回る計画だ。

Copyright 2009(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0