5月現在、満15~29歳の青年人口は978万9000人で、前年同期の982万1000人から3万2000人(0.3%)減った。その半面、就業者数は昨年5月415万4000人からことし5月404万2000人となり、11万2000人(2.7%)が減少。青年層の人口減少より就業者減少幅のほうが大きかった。
また、休学する学生の割合は2005年の6.3%から2006年6.0%、2007年5.6%、2008年5.3%と減少してきたが、ことしは5.9%を記録し増加に転じた。
一方、5月現在55~79歳の高齢層人口は911万1000人で、15歳以上人口の22.8%を占めている。前年度の884万1000人に比べ27万人増えた。高齢層のうち就業者が占める割合は48.9%で、前年比1.0ポイント下落した。生涯最も長く勤めた職場での平均勤続期間は20年3か月で、男性が23年4か月、女性は17年5か月だった。
高齢層のうち、過去1年間に求職経験のある人の割合は12.7%で、前年より1.1ポイント高い。求職経路は友人や知人の紹介が44.8%で最も多く、労働部など職業あっ旋機関は21.2%、会社訪問・問い合わせが10.4%などの順だった。また、今後勤労を希望する人は57.6%で、前年比0.5ポイント上昇した。その理由は「生計に役立てるため」が32.6%で最多、次いで「仕事をする楽しさのため」が19.3%だった。
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