【ソウル29日聯合ニュース】昨年12月に北朝鮮で携帯電話サービスを開始した「高麗リンク」の加入者数が6月末現在4万8000人を記録し、その後も増加を続けている。ボイス・オブ・アメリカ(VOA)が29日、エジプトの通信会社、オラスコム・テレコムが先ごろ発表した資料を基に報じた。
 「高麗リンク」はオラスコムが75%、北朝鮮が25%出資し設立。加入者の増加に向け、現在は平壌中心の通話可能地域を年内に北朝鮮全域に拡大する計画のほか、料金プランも多様化させている。現在、北朝鮮内にはオラスコムが設置した携帯電話基地局が114か所、交換局が1か所ある。平壌に2か所ある高麗リンク奉仕所が、新規加入者の受け付けや携帯電話の開通、テレホンカード販売などの業務を行っている。
 また、オラスコムは高速無線インターネットを必要とする北朝鮮在住外国人のニーズに応え、インターネット用高速通信規格HSPA(High Speed Packet Access)サービスを近くスタートさせる計画だ。

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