【北京28日聯合ニュース】20代の女性2人と子ども2人の脱北者4人が28日午後3時ごろ、中国・北京にある韓国文化院に駆け込み身辺保護を求めたが、結局保護されなかった。人権団体の北韓人権国際連帯が明らかにした。
 これに先立つ6日と7日の2回、20代の女性脱北者1人がこの韓国文化院を訪ね身辺保護を要請しているが、やはり助けを得られないまま帰って行き、その後の行方はわかっていない。
 北韓人権国際連帯は、現在行方が分からないこの女性を含めた計5人の脱北者に対する難民保護要請書を作成し文化院に提出した。4人の脱北者も文化院内部にとどまり善処を訴えたものの、中国公安などによる検挙の可能性が指摘され、結局4人は同日午後5時ごろに文化院を出て、人権国連連帯側の助けを借りて北京市内のある場所へと向かった。
 外交通商部によると、文化院は外交施設ではないため、脱北者が駆け込んでも韓国外交官が乗り出して保護することはできないという。

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