握手を交わす魏本部長とキャンベル次官補=20日、ソウル(聯合ニュース)
握手を交わす魏本部長とキャンベル次官補=20日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル20日聯合ニュース】韓国と米国は北朝鮮核問題に両国間の緊密な共助を背景に対処するが、従来とは異なるアプローチが必要だとの考えで一致した。6カ国協議韓国首席代表を務める魏聖洛(ウィ・ソンラク)朝鮮半島平和交渉本部長と訪韓中ののキャンベル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)が20日、ソウル・外交通商部庁舎で会談し、このように合意した。外交通商部当局者が伝えた。

 会談では、北朝鮮核問題と現状、今後の対処方法、韓米間の共助方法などについて意見が交わされた。北朝鮮の挑発を抑制しながら、対話の道を探していくべきとの意見でも一致し、国連安全保障理事会決議の徹底した履行を通じ、北朝鮮にゲームのルールが変わったことを認識させる必要があるとした。また、北朝鮮が現状をどう認識しているのか、北朝鮮を対話の過程に復帰させるにはどのような与件が必要かについても意見を交わした。
 このほか、キャンベル次官補が言及した対北朝鮮「包括的パッケージ」についても、一部論議があったという。
 一方、キャンベル次官補は同日、統一部の玄仁沢(ヒョン・インテク)長官と昼食を兼ねた懇談会を行った。北朝鮮の経済状況など最近の情勢についてつっこんだ論議を交わしたほか、北挑戦書く問題の解決と6カ国協議の再開問題についても協議した。玄長官はこの席で、南北関係に関連し、開城工業団地の現状と南北間実務会談の展開過程などについても説明したという。統一部は「双方は特に、今後の北朝鮮問題対処において、韓米間で緊密な協力を維持することにした」と説明した。
 キャンベル次官補はこのほか、外交通商部の柳明桓(ユ・ミョンファン)長官を表敬訪問し、青瓦台(大統領府)の金星煥(キム・ソンファン)外交安保首席秘書官ら政府外交安保ライン高官とも相次ぎ会合した。

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