【ソウル16日聯合ニュース】オンラインゲーム内の新たなコミュニケーション手段として音声チャットが急速に広まっている。これまでゲームユーザー間では文字チャットが使われていたが、音声チャットによりユーザー同士が実際に会話しながら交流できるようになった。ゲーム会社もそれぞれ専用サービスを開発し、ユーザーのコミュニケーション活動を支援している。
 関連業界が16日に明らかにしたところによると、ポータルサイトのネイバーやゲームサイトのハンゲームを運営するNHNは、既存の多者間音声通話サービス「ネイバーフォン・オープントーク」をゲーム専用に特化させたボイスメッセンジャー「ゲームトーク」サービスを今月末から始める予定だ。ゲームトークは、オープントーク利用者の60%以上を占めるゲームユーザーのために開発され、ゲームを楽しみながら同時に数人との会話が可能。オープントークと同様にゲームのジャンルやサービス企業に関係なく無料で利用できる。
 ゲームメーカーのNCソフトも7日に多人数同時参加型オンラインRPG(MMORPG)「アイオン」の音声チャットサービス「アイオン・ゲームフォン」のクローズドテスター募集を開始した。同社は22日にアイオン・ゲームフォンのホームページをオープンし、テストを実施するなど本格的なサービスに向け準備を行っている。今後は音声チャットサービスをアイオン以外のゲームにも拡大する方針だ。
 先ごろメッセンジャーサービス「ネイトオン」を通じゲームにアクセスできる「ゲームオン」サービスを開始したSKコミュニケーションズも、音声チャット「トークオン」のテストサービスを始めた。トークオンは最大50人が一度に会話できるなどの長所を持ち、好評を得ている。
 国内の音声チャットサービスの先駆けといえるゲームハイもファーストパーソンシューティング(FPS)ゲーム「サドンアタック」で関連サービスを強化している。ゲームの性格上、音声チャットが必須である点を考慮し、通信ソリューション企業のシーエックスピーと提携し、音声チャットサービス「キューボイス」をゲームに内蔵した。ゲームハイ関係者は「ゲームの操作が精巧になり、ユーザーのコミュニティーが急成長している傾向にあることから、音声チャットサービスが拡大している。さらに便利なサービスを持続的に開発し、ユーザーの満足度を高めたい」と話している。

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