【ソウル5日聯合ニュース】グリーン技術への研究開発(R&D)財政支援が、2013年に2兆8000億ウォン(約2123億円)水準に拡大され、このときまでに1兆1000億ウォン規模のグリーン中小企業専用ファンドが造成される。
 政府は6日、李明博(イ・ミョンバク)大統領主宰でグリーン成長委員会を開き、「グリーン投資促進に向けた資金流入円滑化方案」を協議する。
 政府はまず、グリーン産業の各発展段階に合わせた資金流入が行われるよう、チャンネルを構築する。R&Dおよび商用化段階の関連財政支援は、ことしの2兆ウォンから2013年には2兆8000億ウォンに増やす。また、韓国産業銀行を中心に3000億ウォン規模の研究開発・事業化支援マッチングファンドも造成することにした。
 グリーン中小企業への安定した資金供給に向けては、ことし600億ウォン水準のファンド・オブ・ファンズ出資を大幅拡大し、2013年までに1兆1000億ウォン規模の専用ファンドも造成する。グリーン企業・プロジェクトに対する信用保証も、ことしの2兆8000億ウォンから2013年には7兆ウォンと3倍近く拡大する。
 成長段階では、韓国産業銀行と年基金を中心に、下半期に5000億ウォン規模のグリーンファンドをプライベート・エクイティ・ファンド(PEF)の形で造成する。このファンドに投資する個人投資家に対しては、出資額の10%(1人当たり300万ウォン限度)を所得控除する。また、銀行が5年満期のグリーン長期預金か、3年または5年満期のグリーン債券を発行すれば、利子所得を非課税とする。
 成熟段階では、2011年までに炭素排出権取引所を設立するほか、10月までに開発途上国の炭素排出権市場に投じる1000億ウォン規模の炭素ファンドも造成する予定だ。
 グリーン産業とプロジェクトの海外進出に向け、輸出金融もことしの1兆ウォンから2013年には3兆ウォンに拡大する。
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