米国では、駐韓米国大使の官邸で米国独立記念日を祝うパーティを開く時間に合わせ、北朝鮮がミサイルを立て続けに発射したという事実に注目しているようすだ。米公営ナショナル・パブリック・ラジオ(NPR)は「韓国国防部が示した北朝鮮ミサイル発射時間帯によると、1発目はパーティを開く直前、2回目と3回目はパーティの最中に発射された」と伝えている。
これに先立ち韓国軍関係者は、北朝鮮が韓国時間の2日午後5時20分と6時、7時50分、9時20分ごろに、咸鏡南道咸興市の南にあたる東海岸の新上里基地から地対艦短距離ミサイルを発射したと伝えた。
米国がこのように神経を尖らせている理由は、2006年に北朝鮮が米国独立記念日7月4日の現地時間に合わせ長距離ミサイルを発射し、今年も5月25日のメモリアル・デー(戦没将兵追悼記念日)に2回目の核実験に踏み切っているためだ。北朝鮮が米国の関心を引くために特定の記念日を選び「挑発行為」を行ってきただけに、米国は今年の7月4日にも北朝鮮が何らかの挑発を仕掛けるのではないかと注視しているようすだ。また、国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁決議案を協議するために米政府代表団が中国を訪問する予定ともぶつかっていることから、中国に対する北朝鮮の無言の反発ではないかとの観測も出ている。
Copyright 2009(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0