【ソウル1日聯合ニュース】製薬会社の緑十字が2日から国産新型インフルエンザワクチンの商品化に向けた試験用ワクチンの生産を開始する。
 食品医薬品安全庁と緑十字が1日に明らかにしたところによると、試験用ワクチンは国産ワクチンの安定性と有効性を確認する各種実験と審査に使われ、生産量は3ロット、39万本。1人2回の接種で19万5000人分となる。緑十字は2日から来週初めにかけ、3回にわたり1ロット当たり鶏卵13万個に種ウイルスを注入し、今月末までに試験用ワクチンの生産を終える計画だ。
 保健当局は、新型インフルエンザワクチンに対し迅速な審査規定を適用するなど年内のワクチン供給に向け許可・審査日程を最大限短縮する方針だ。しかし、今月中旬に予定されている世界保健機関(WHO)の標準ワクチンの到着が遅れる場合は日程に支障が生じる可能性もある。

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