【ソウル23日聯合ニュース】昨年下半期からの金融危機のあおりで極度の不振にあえいでいたビールとウイスキーの販売が、先月から伸びを見せている。
 韓国酒類産業協会が23日に公表したビール出庫資料によると、5月のビール販売数は1656万2000ケース(1ケース当たり500ミリリットル瓶20本)で、前月(1525万1000ケース)に比べ8.6%増加した。一方、業界の推計によると同月のウイスキー販売数は20万4327ケース(1ケース当たり500ミリリットル瓶18本)で、前月より約5.5%ほど増えた。
 ただ、前年同月比ではビールの販売数が約2.0%、ウイスキーは37.1%少なく、依然として昨年の水準までは回復できていない。業界関係者は、いまだ明確な景気回復の兆しが見えてこないうえ、宴席ではビールとウイスキーを混ぜた「爆弾酒」が好んで飲まれるが、最近はマッコリ(濁り酒)、焼酎、サイダーを混ぜたものが人気となっており、今後の販売の流れは判断できない状況だと話している。

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