5月南北貿易額が急減、通年で前年比減の可能性も

【ソウル21日聯合ニュース】北朝鮮の核実験と国際社会による北朝鮮制裁の動きなどで朝鮮半島の緊張感が高まり、南北貿易も萎縮している。
　関税庁が21日に明らかにしたところによると、北朝鮮が2回目の核実験に踏み切った先月、南北貿易は1億654万ドル（約102億5000万円）で、前年同月の1億7185万ドルに比べ38%減少した。先月の搬出は2963件・4228万ドル、搬入は2937件・6427万ドルだった。月別の南北貿易額は昨年9月から今年5月まで、前年同月比で9か月連続減っている。
　今年は5月までの累計で5億3240万ドルと、前年同期（7億3877万ドル）より27．9%少ない。これは昨年通年（18億2078万ドル）の29．2%にあたり、現在の状態が続けば今年の南北貿易額は昨年の6～7割にとどまる見通しだ。その場合、初めての前年比減となる。