李大統領(中央)と与野党代表=20日、ソウル(聯合ニュース)
李大統領(中央)と与野党代表=20日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル21日聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領は20日、与党内部から提起されている人的刷新論について、「内閣改造が局面転換用に用いられることには同意できない。長官を随時替えることは国政運営に望ましくない」と述べた。与党ハンナラ党の朴ヒ太(パク・ヒテ)代表、野党自由先進党の李会昌(イ・フェチャン)総裁と青瓦台(大統領府)で会合した席での発言を、先進党の朴宣映(パク・ソンヨン)報道官が伝えた。
 この発言は、来月初めに内閣と青瓦台参謀陣で中規模以上の改編があるという政界の一部の予想に反し、局面転換のための内閣改造は行わないとの意志を示したものと受け止められる。朴報道官は、「(李大統領は)人的刷新がないことを示唆する発言をした」と解釈した。
 ただ李大統領は、政界で持ち上がっている国政刷新問題についてテレビ出演などを通じ立場表明するのが良いとの朴代表の提案に対しては、「分かった」と答えている。これを受け青瓦台では、李大統領がテレビ出演などをし国民に向けて国政運営関連の立場表明を行う案を、慎重に検討中と伝えられた。


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