【ソウル19日聯合ニュース】米政府は国連安全保障理事会の北朝鮮制裁決議を履行する上で、現段階では米独自の制裁を考慮していないもようだ。
 政府当局高官は19日、記者団に対し、「米国は安保理決議履行の次元で、関係省庁が分野を割り振り協議するようだ。米財務省の(対北朝鮮金融制裁に関する)措置も安保理決議の履行に向けたもので、2国間よりも、多者次元の履行に重きを置いている」と述べた。米国内の雰囲気については、安保理決議が出たため決議履行が基礎となっているものの、対話の扉は開いているという立場だと伝えた。
 一方、韓国主導で推進されている「5カ国会合」「5カ国協議」の概念にも言及、5カ国が意見交換しようというアイデア段階で、関係国の話し合いなどが進んでいるところだとしながら、もう少し状況を見守る必要があると述べた。これを6カ国協議の代替概念ではないと前提した上で、「北朝鮮の挑発に国際社会が対処しているが、核心は5カ国。これを形式化すれば5カ国による集まりとなり、そうした方向でとらえてはいるが、まだ(議論の)初期」と説明した。

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