【釜山19日聯合ニュース】韓国初の宇宙発射体「羅老(NARO)」(KSLV-I)の下段部推進体が19日、金海空港を通じロシアから入ってきた。ロシア籍の貨物機を通じ搬入され、細部点検などを経て大韓航空テクセンター保安区域に保管されていると伝えられた。
 長さ25.8メートル、直径2.9メートル、重さ130トンの推進体は、特殊トレーラーに積まれた状態で釜山新港に移動した後、超大型バージ船に乗せられ、全羅南道・高興郡にある羅老宇宙センターに向かう予定だ。
 この下段部推進体は、100キログラム級の科学技術衛星2号を装着した羅老号の上段部を宇宙空間に進入させる推力となるもので、エンジンや燃料タンク、酸化剤タンクなどで構成されている。羅老号上段部は国内の独自技術でつくられたが、下段部推進体はロシアと共同で開発された。
 教育科学技術部と韓国航空宇宙研究院は、推進体が羅老宇宙センターに到着すれば、組み立て過程を経て来月30日に羅老号を宇宙に打ち上げる計画だ。

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