【ソウル19日聯合ニュース】国連世界食糧計画(WFP)が、北朝鮮で外部からの食糧支援中断により餓死者が発生する懸念があると明らかにした。
 WFPアジア事務所のリスリー報道官は19日、米自由アジア放送(RFA)とのインタビューで「(北朝鮮での)餓死者発生を大変懸念している。食糧支援を増やさなければ、栄養失調で多くの人が倒れ死ぬ可能性があり、懸念している」と述べた。北朝鮮住民の間からは米国の食糧支援に関する話や質問が多く聞かれ、米国の食糧支援が中断された理由を尋ねたり、いつ再開するかという質問を受けることも多いと伝えた。
 これまで北朝鮮住民150万人に対し、4人家族を基準に、1週間にコメ2キログラムと穀物1キログラムを支援していたが、国際社会の支援が途絶えたことでこれもままならず、最近は半分や4分の1に供給量を減らしているという。
 北朝鮮担当の報道官も、昨年収穫した食糧がすべて底を突いた上、この数か月間、外部支援が途絶えており、北朝鮮住民の食糧事情は大変劣悪だと指摘。次の収穫期までが心配だと話している。
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