【ソウル19日聯合ニュース】北朝鮮が2010年上海国際博覧会(上海万博)に参加すると伝えられた。
 大韓貿易投資振興公社(KOTRA)中核関係者は19日、「上海万博への北朝鮮の参加が決定したと承知している」と明らかにした。北朝鮮が国際博覧会に参加するのはこれが初めて。2010年サッカーワールドカップ(W杯)南アフリカ大会に続き南北がともに参加することになれば、南北の膠着(こうちゃく)状態においても大変大きな意味をなすと評した。
 北朝鮮は2007年に博覧会国際事務局(BIE)に加盟。これまで上海万博に参加するとされながら、核実験再開などで不透明とみられてきた。参加の決定は、6カ国協議当事国のなかで唯一友好関係を維持する中国との関係を念頭に置き、全般的な強硬基調のなかでも実利は確保しようという考えと分析される。
 また別の関係者は、北朝鮮の上海万博参加が最近最終決定されたとし「中国が建設し提供する1000平方メートル規模の賃貸館を利用する予定で、具体的な展示コンテンツは未定だ」と話した。
 韓国政府は独立館の形で上海万博に参加する計画だ。KOTRAは、現在のような南北膠着のなかで、北朝鮮との共同行事などを準備するのは現実的に難しいとの立場を示している。
Copyright 2009(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0