【パリ18日聯合ニュース】ソウル・瑞草区で2006年に発生した乳児死体遺棄事件で仏警察に逮捕されたフランス人の女に、懲役8年の実刑判決が言い渡された。
 フランス西部のツール地裁は18日、自身が産んだ乳児3人を殺害し死体を遺棄したとして起訴された女に、検察が求刑した10年より短い懲役8年を宣告した。現地メディアは、社会を騒がせた事件としては比較的軽い量刑だと評価している。判決に先立ち、精神科専門医らが「被告は妊娠を否定する精神状態に陥っていたと判断される」との所見を提示したと伝えられる。
 被告はソウル・瑞草区のフランス人居住区に在住していた2002年と2003年に自身が産んだ乳児2人を殺害、1999年にもフランスの自宅で乳児1人を殺害した容疑で、2006年10月に警察に緊急逮捕された。
 2006年7月に瑞草区の自宅の冷凍庫から乳児2人の死体が発見された当時、被告は容疑を否認していたが、韓国捜査当局のDNA鑑定で被告と夫がこの乳児らの親と確認された後、犯行を自供した。
 被告は2002年に夫と小学生の息子2人ともにソウルに移住したが、当事、妊娠している事実を周囲に知らせていなかった。夫が2006年7月に被告をフランスに休暇に送り出した後、自宅冷凍庫内で乳児の死体を発見し、警察に通報した。
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