【ソウル19日聯合ニュース】国際通貨基金(IMF)調査団が来週に年次協議のため訪韓し、2週間にわたり韓国経済状況を精密診断する。
 企画財政部が19日に明らかにしたところによると、ラル韓国担当課長率いる調査団は25日ごろ韓国入りし、同部をはじめ20余りの主要機関を訪問、韓国の経済危機克服状況と問題点を確認する計画だ。韓国銀行、金融委員会、金融監督院、信用保証基金、技術保証基金、主要国策銀行、主要投資銀行(IB)などとの個別面談、主要産業現場訪問なども行う。これらの結果を基にIMF本部が来月6日ごろ、韓国経済についての診断と韓国を盛り込んだ総評価を出す予定だ。
 今回の訪韓では、韓国政府の経済政策基調と金融システム改革、企業構造調整現況、為替相場と外国為替市場の管理、インフレの可能性、政府出資保証機関の企業融資現況などが集中的に点検される。特に、IMFは先ごろ先進8カ国(G8)から出口戦略をまとめるよう要請されただけに、韓国政府が適切な出口戦略を有しているかも点検されることになる。政府は現在、拡張的財政政策で財政均衡に向かう多様なシナリオを講じ施行時期を調整中だが、韓国経済はまだ本格的な回復勢に入っていないため、ことしいっぱいは拡張的基調は避けられないという点をIMFに説明する予定だ。
 IMFはこのほか、韓国政府が訪韓期間中に発表する下半期経済運営方向を基に、下半期マクロ政策基調についても関心をもって診断すると伝えられた。
Copyright 2009(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0